本のレビュー「深夜特急1-香港・マカオ-」旅の醍醐味を教えてくれます

深夜特急1
こんな人に読んで欲しい!
・旅の楽しみ方を知りたい
・海外に興味がある
 

「深夜特急」は旅行好きの人なら誰しも読んだことがあるバイブル的な本です。

僕は旅行好きを唄っているのに、読んだことが無かったので、アマゾンで速攻ポチりました。

そこで読んでみた率直な感想としては、「なるほど!」とバイブルと呼ばれる理由が分かりました(笑)

そんな旅人たちのバイブルである深夜特急でも特に印象に残った部分を抜粋して紹介していきます。

「深夜特急1-香港・マカオ-」の抜粋

 ”その人々の流れに身を委ねながら、私は激しく興奮していた。なぜ自分がこんなに熱くなっているのかわからない。しかし、とにかく、これが香港なのだ。今まで私がうろつき廻っていた場所などは、ここに比べれば葬儀場のようなものでしかなかった。これが香港なのだ、これが香港なのだ・・・。
 
 ”歩いて歩いて歩き疲れると、食堂に入り、時には喫茶店に入り、映画館に入った。そして、夜になれば廟街だ。廟街で露店を冷やかし、屋台で夕食をとる。人と物とが氾濫していることによる熱気が、こちらの気分まで昂揚してくれる。
 
”彼の詩を読んでいると、そこに通りかかった三人連れのうちのひとりが、横目で見やりながら大声で言った。「この乞食の人ね、昔、ロンドン大学に行ったこと、あるらしいね」たどたどしい日本語だった。どうやら中国人のガイドらしく、連れの二人は日本人の客のようだった。彼らは別に足を止めようとせず、大きな笑い声をたてながら、近くの大酒楼の階段を登っていった。
 
 ”しかし、持てる者が常に豊かで、持たざる者が常に貧しいかといえば、それはそう簡単なことではない。
 
 ”明日、荷役の仕事にありつけるから、この二人分はツケにしておいてくれ、頼む・・・。私は、失業している若者に昼食をおごってもらっていたのだ。自分が情けないほどみじめに思えてくる。情けないのはおごってもらったことではなく、一瞬でも彼を疑ってしまったことである。少なくとも、王侯の気分をもっているのは、何がしかのドルを持っている私ではなく、無一文のはずの彼だったことは確かだった。
 
 ”私が望んだのは賢明な旅ではなかったはずだ。むしろ、中途半端な賢明さから脱して、徹底した酔狂に手を出しながら、中途半端のまま賢明にもやめてしまおうとしている。賽は死、というのに、死は疎か、金を失う危険すらもおかさず、わかったような顔をして帰ろうとしている。どうして行くところまで行かないのか。博才の有無などどうでもよいことだ。心が騒ぐなら、それが鎮まるまでやりつづければいい。賢明さなど犬に喰わせろ。
 
 

最後に

僕はもともと旅行にいく際は下調べをしてある程度プランを立ててから行くタイプでしたが、「深夜特急」を読んで、自由に旅をしたいと思いました。

自由さこそが「旅行」と「旅」の違いかもしれません。賢明さなど犬に喰わせろ。

今回は僕が読んで特に印象に残った個所を、抜粋しましたが、読む人によって感想や印象に残る部分は異なるはずですので、ぜひ読んで感想を聞かせてください(笑)

ここまで読んで頂き有難うございました。

それでは、またどこかでお会いしましょう!