今回紹介する本【世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方】の著者である八木仁平さんは以前にお金以外の働く目的を見失って鬱状態になってしまった経緯があります。
そこで本当にやりたいことを見つけるため、独自の「自己理解」に取り組みを始めその手法を発信し始めたところ、ブログは累計2600万PVになり、今回の本の出版に繋がっています。
本の途中には、実際に質問に答えるワーク形式の箇所が数点ございますが、今回のレビューでは紹介しきれないので、実際にワークも行いたい方は本のご購入をおすすめします。
・「この仕事をずっと続けていいのか分からない。モヤモヤする
・何かをやりたいけど、何がしたいのか分からない
目次
本の抜粋
CHAPTER1
「やりたいこと探しを妨げる5つの間違い
①一生続けられることでなければいけない✖
今一番やりたいことをやればいい◎
②やりたいことを見つけた時には運命的な感覚がある✖
やりたいことを見つけても最初は興味レベル◎
③人のためになることじゃないといけない✖
自分のために生きることが人のためにもなる◎
④見つけるには行動するしかない✖
見つけるには自己理解するしかない◎
⑤やりたいことが仕事にならない✖
やしたいことは自分の中にある。実行手段は社会の中にある◎
CHAPTER2
なぜ「やりたいことが分からず迷い続けてしまう」のか?
・「やりたいこと」が分からないのは選択肢が多すぎるから
・迷い続ける判断基準「どうするべきか」→メリットを考えている(時代の流れが速いのでメリット以外を判断基準として持つべき。迷いがなくなる判断基準「どうしたいか」。
CHAPTER3
「やりたいこと探しを最速で終わらせる公式」
自己理解メソッド
・「やりたいこと」が分からないのは、言葉の分類が足りていないから
・論理立てて探す
●自己理解メソッドの3本柱
1.好きなこと
2.得意なこと
3.大事なこと
●「やりたいこと」探しには2つの公式がある。
公式① 好きなこと×得意なこと=「やりたいこと」
「やりたいこと」とは「好きなこと」を「得意なやり方でやる」こと
公式② 好きなこと×得意なこと×大事なこと=本当にやりたいこと
「大事なこと(価値観)」=何のために生きるかという人生の目的
●1.大事なこと、2.得意なこと、3.好きなこと の順番で「本当にやりたいこと」を見つける。
ルール① 「好きなこと」は手段。「大事なこと」をまずは見つける。
「好きなこと」を仕事にするでも、自己満足の仕事はできる。けれど、お客さんに価値を与える仕事をするのは難しい。
ルール② 「好きなこと」の前に「得意なこと」を見つける。
「仕事にできない」という思考のブレーキを外すために「得意なこと
」を見つける。
「得意なこと」は、「自分の得意な仕事のやり方」であり「どんな状況でも使える長所」ともいえるものです。
つまり、「得意なこと」に確信が持てているなら、自分なりのやり方で
どんな好きなことでも仕事にして生活していくことができる。
ルール③ ブログ・YouTube・起業・転職など細かい実行手段は後から考える。
自己理解で一番やってはいけないのが、真っ先に「実行手段」をごちゃごちゃと考えてしまうことです。
会社はあなたの人生の目的に近づくための手段でしかない。
CHAPTER4
人生を導くコンパス「大事なこと」を見つける
・自分が飽きないやりたいことで、どうやって人を楽しませることができるか考えるのが、本当の仕事というものなのでしょう。
・価値観を中心に仕事を作ると、モチベーションが途切れない。
・価値観は進み続ける人士の方向。目標はその途中にあるチェックポイント。
・「~したい」が本物の価値観。「~べき」は親・社会から押しつけられた偽の価値観。
・コントロールできない他人軸の価値観をコンロトールできる自分軸の価値観に置き換える。
・本に書いてある5つの質問に答えて「価値観キーワード」を見つけ出す。
価値観ランキングを作り、その中から仕事の目的を決める。
CHAPTER5
「得意なこと」さえ見つかれば何でも仕事にできる
・得意なこと(才能)=無意識のクセ。だから気づくために振り返りが必要。
・「自分を変える努力」は今後一切必要ない。「自分を活かす努力」を始めよう。
・大事なのは、誰かの長所の使い方を真似ることではなく、自分だけが使える勝ちパターンを手に入れること。
・経営学者のピータードラッカーは「強みのみが成果を生む。弱みはたかが頭痛を生むくらいのものである。しかも弱みをなくしたからといって何も生まれはしない。強みを生かすことにエネルギーを費やさなくてはならない」といっています。
・短所を克服すれば、「人並みの成果と退屈な仕事」が手に入る。長所を伸ばせば、「圧倒的な成果と充実した仕事」が手に入る。
・本に書いてある5つの質問に答えて「得意なこと」を見つけ出す。
CHAPTER6
「好きなこと」を見つけて努力とサヨナラする
・好きなこと=興味・好奇心を感じる分野
・「お金のために働いている人は、好きで働いている人には敵わない」
・短い勝負では「努力」も有効な戦略だと思いますが、長期的な勝負において「努力」は「夢中」に勝てません。
・好きなことを仕事にするときは「どんなところが好きなのか?」もセットで考える。
・本に書いてある5つの質問に答えて「好きなこと」を見つけ出す。
CHAPTER7
「本当にやりたいこと」を決めて「本当の自分」を生き始める
・将来のために生きるよりも、今一番やりたいことに本気で向き合っているうちに、ずっとあなたは成長します。
・行動して修正し、どんどん「本当にやりたいこと」に近づけていく。
・「好きなこと×得意なこと」でやりたいことの仮説を立てる。
・「仕事の目的」で「やりたいこと」を絞る
「やりたいこと」が決まっても上手く仕事にならない人の共通点は「自分の「やりたいこと」をやるのに必死すぎて、仕事の目的を考えていない」という点です。
仕事とは「ありがとう」の交換です。
つまり、あなたが「やりたいこと」を通じて関わった人に価値を与えられた時に仕事としても上手くいき、生きがいにも繋がる「本当にやりたいこと」になる。
・自分が満たされたら、自然と周りの人にも目が向き始めます。
CHATER8
「人生を劇的に変える」自己理解の魔法
・あなたの「本当にやりたいこと」が見つかった今、これからするべきなのは「本当にやりたいこと」が見つかった今、これからすべきなのは「本当にやりたいことを実現している自分」と「今の自分」の差を埋めることだけです。
「やりたいこと」を決めれば、実現手段は自然と見つかる。
「失敗」も「後悔」も、全て自分の学びに変えることが出来るのが「自己理解」という魔法の杖なのです。
お金という数値は、自分が社会に対して与えた価値を数値化してくれているものだからです。
自分らしく生きれたら成功、その上で結果も出れば大成功。
さっさと自己理解で「やりたいこと」探しを終わらせてください。「やりたいこと探しを終わらせると、最高の人生がスタートする。
実行リスト
●各セッションの質問に答えて、やりたいこと探しを終わらせる。
最後に
実際に質問に答えると自己理解が深まり、やりたいこと探しが終わる構成になっていました。
本を読むことと、質問に答える時間があるので、時間は多少かかりますが、今後の長い人生の指針を見つけることができるので、効率の良い投資だと思います。
ここまで、読んでいただき有難うございます。
じゃっっ!!またどこかでお会いしましょう!!